このようなケースは、これからの超高齢化社会の中では、避けて通れないことのひとつになるでしょう。このおじいちゃんの場合は、まず精神的なケアが必要になります。気持ちに支えがあるだけで、高齢者は心も身体も活動的に動けるのです。そうはいっても、さらに、おじいちやんの老化が心身ともに進めば、しかるべき対策を家の内外に講じなければなりません。誰にとっても「バリアフリー」が将来必要になる可能性が高いのです。ましよう。下のグラフを見てわかるように、意外なことに、居室での事故がずばぬけて大きくなっています。そういう意味では、ちょっとした家の構造上の障害が事故件数を増大させる要因になっているようです。その他、階段にも、配慮が必要です。階段を少しでも安全にするには、ゆるやかにして昇りやすくすることが前提となります。また、勾配や幅だけでなく、足元を明るくする照明の工夫、手すりの位置、すべりにくい材料の選定など、事故の起きにくいつくりを心がけたいものです。なお、家庭内事故は、年間、交通死亡事故の件数と同程度発生しています。部屋の温度差も「バリア」のひとつと考えられます。